つかの間の敬老会 それでも「顔合わせて」の交流に笑顔

2022年09月20日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町の今里自治会(中塚文則自治会長)は18日、地元公民館で敬老祝賀会を開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から簡素化し、祝辞と祝電披露、弁当配布のみ実施。集まった高齢者たちは、つかの間の交流を楽しみ、みんなで長寿を祝い合った。

 新型コロナ以前は、太鼓や手品などの余興を楽しみ、ビンゴ大会をしながら会食し、盛大に実施していたが、2年前から規模を縮小。対象者を集めず、記念品や弁当を各家庭に配る自治会が多いなか、少人数ということもあり、「短時間でも顔を合わせてお祝いを」と、この形式をとっている。

 70歳以上の15人に声をかけ、11人が出席。中塚自治会長は「集落の礎を築いてこられたみなさんに、感謝を申し上げます。これからも元気に過ごしてください」と祝辞。大橋一夫市長らの祝電に続いて弁当が配られ、出席したお年寄りは「ありがとう」と笑顔で受け取っていた。

■「みんなと話す時間が元気の源」 最高齢93歳■

 祝賀会には、自治会最高齢の新宮貞子さん(93)も出席。長寿の秘訣は、「生け花が趣味で、大変なことを忘れて没頭でき、生きがいになっています。おしゃべりも好きで、みんなと話す時間が元気の源。コロナもあって大変な世の中ですが、これからも元気に過ごしたい」と話していた。

 ほかの自治会、高齢者福祉施設でも、敬老の日(19日)に合わせ、前日の18日と当日に、記念品や弁当を各家庭に配布するところが多かった。新型コロナの感染拡大防止のため、集合しての会食などは、ほとんどが取りやめた。

 

写真=弁当を受け取る、今里で最高齢の新宮さん

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