福知山マラソンの応募期間延長 募集が第7波と重なり低調

2022年09月20日 のニュース

 京都府福知山市は、11月23日に由良川沿いのコースで開く「第30回福知山マラソン」(日本陸上競技連盟公認大会)のフルマラソンの部のエントリー締め切りを約2週間延長する。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となるが、定員1万人まで余裕があり、締め切り日を当初の15日から30日に延ばした。新たに、出場者名の印刷が間に合わないことを了承する条件でのオータムエントリー期間(10月1日から23日まで)も設定する。

 第30回大会は、感染対策として日本陸上競技連盟が定めるガイダンスに沿って実施する。42・195キロのフルマラソンは、高校生を除く18歳以上が対象。コースは2019年の29回大会と同じで、猪崎の三段池公園を発着点に、由良川沿いを中心に走る。

 エントリーを延長するのはマラソンの部(登録、一般、ブラインドマラソン)のみ。7月14日から先着1万人を募集していたが、締め切りだった9月15日現在、定員の半数に満たない状況になっている。

 市文化・スポーツ振興課内の実行委事務局では、「応募期間が第7波と重なり、出場を迷っている方が多いのだろう」と推測している。

 さらに、大会でのコロナ感染予防対策として「1週間前から体調の記録をしてもらい、当日も検温やスタート直前までのマスク着用などを徹底し、安全安心な運営に努めたい。更衣スペースは確保するが、参加賞に配る大型ポンチョを使った着替えの協力を呼びかけ、密を避ける」と話す。

■10月からオータムエントリーも 参加を迷う人に配慮

 オータムエントリーは、開催寸前まで参加を決断できない人に配慮して設ける。準備の都合上、通常エントリーとは異なり、ゼッケンに出場者名が表記されない。

 応募期間にかかわらず参加料は1万円。節目の記念大会として、市内の協力店舗で利用できる1千円分のプレミアムポントを還元する。インターネットサイト「RUNNET」でエントリーできる。

 なお、大会の開催可否は最終的に11月1日に決める。国の緊急事態宣言発令などが判断材料になる。

 ゲストランナーには、元女子マラソン選手の増田明美さん、北京五輪選手の小林祐梨子さん、16年の福知山マラソン優勝者の川内鴻輝さんの3人を迎える予定。

 

写真=参加賞に配る大型ポンチョ(デザインは変わる)。密の回避に、着替えでの活用を呼びかける。

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