迫力ある舞台にくぎづけ 「きょうと北部演劇まつり」で家族連れ
2022年09月06日 のニュース
第25回きょうと北部演劇まつりが4日、京都府福知山市夜久野町額田の夜久野ふれあいプラザで開かれた。子どもからお年寄りまで幅広い世代の約120人が訪れ、ホールやロビーを舞台に人形劇、狂言などの6ステージを観賞した。
舞台芸術関係者らによる実行委員会(日比野修三委員長)が主催し、夜久野地域公民館と府立文化芸術会館が共催した。新型コロナウイルス禍で3年ぶりの開催となった。
ロビーに組んだ舞台であった狂言は、大蔵流狂言師の網谷正美さんと島田洋海さんが出演。最初に島田さんが狂言について説明した。狂言の代表的な演技として、おおらかで張りのある声の「笑い」と「泣き」を島田さんが披露。この後、網谷さんと狂言の代表的演目の「仏師」を迫力いっぱいに演じて観客をくぎづけにした。
このほか、子ども太鼓疾風の和太鼓、福知山演劇サークルわっぱのスライド影絵、みかんの木文庫の紙芝居、クラリネット奏者の吉田佐和子さんとジャグリングの酒田しんごさんの共演(ピアノ・奥村歩さん)、福知山淑徳高校人形劇講座の上演と盛りだくさん。綾部市の「ひよこ合唱団」と福知山市の「ふくちやま児童合唱団」は事前に録音した歌を流すサウンド出演をした。
写真=目の前で演じられる狂言を堪能