SNSで話題の福知山城石垣Tシャツが返礼品に ふるさと納税
2022年09月09日 のニュース

京都府福知山市は、ふるさと納税の返礼品に、明智光秀が築いた福知山城の石垣をモチーフにした「オリジナルTシャツ」を加えた。かつてSNS上でのイベントで賞品となり、お城ファンを中心に人気を呼んだグッズで、イベント以外で入手できるのは今回が初めて。
オリジナルTシャツは、市役所の職員グループが2020年3月、城のPRにユニホームとして作った。天守閣西面の荒々しく積み上げられた「野面積み」の石垣の写真を採用。斜めに入ったラインは天守閣が増築された名残で、ラインの右側の築造は光秀が丹波攻略を終えた天正7年(1579)前後まで遡ると推定され、大きな特徴の、五輪塔などの「転用石」も映る。
ほどよい厚さのコットン製で、ジャケットの下に来ても映えるとあって、市のSNSで紹介したところ話題を集め、市のオリジナルノベルティーグッズとして、さまざまなキャンペーンで採用するようになったという。
市では「自然石や転用石を積み上げ、一見は乱雑な見た目ですが、強固にかみ合って天守閣を支える福知山城の石垣のように、しっかりとスクラムを組んでこのまちを支えていきたいという思いを込めています」と話す。返礼品の登録にあたり、見映えがよく、着やすいようにシンプルなデザインに微調整した。
市外の人がふるさと納税で1万円を寄付すると選べる。M、Lの2サイズがある。「さとふる」などのサイトで順次受け付けている。
写真=返礼品のTシャツ