豪雨被災の福井に職員派遣 福知山河川国道事務所
2022年08月10日 のニュース

京都府福知山市蛇ケ端、国土交通省近畿地方整備局福知山河川国道事務所(犬丸潤所長)の職員4人が9日、国土交通省の緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)の一員として、豪雨で甚大な被害が発生した福井県南越前町に派遣された。被災状況の調査が目的で、1週間ほど活動する。
南越前町では5日、記録的短時間大雨情報が3度発表され、24時間降水量は観測史上最多の401・5ミリに達した。土砂災害などで道路が寸断され、川が氾濫して多数の民家が床上浸水するなど、甚大な被害を受けた。
派遣されたのは大枝千晋・総括保全対策官(55)ら4人。現地では、主に道路の被災調査を担当し、復旧方法の検討、概算工事費の算出なども行い、自治体に報告する役目を担う。
福知山事務所玄関前で出発式があり、松下幸男副所長が「培った技術を駆使し、安全最優先で行動を」と激励。大枝・総括保全対策官は「しっかりと調査にあたりたい」と気を引き締めていた。
写真=南越前町に向けて車で出発した