公立大に日展審査員が彫刻2点寄贈 前学長の交友を縁に

2022年07月27日 のニュース

 京都府福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学(川添信介学長)に、日展審査員で京都教育大学名誉教授の彫刻家、木代喜司さん(82)から、日展に出品した作品2点が寄贈された。公立大前学長の井口和起さん(82)との交友を縁に実現し、寄贈式典のために木代さんがこのほど大学を訪れた。

 任期満了で昨年度末に学長を退いた井口さんは、大学に何か形あるものを残したいと考えて木代さんに相談をした。

 「大学に置くならこれ」と木代さんは、数ある作品の中から「鳥・少年」(1997年作)と「真実」(2006年作)の2点を厳選。どちらか一つを決めかねていた井口さんに、「じゃあ二つとも持っていきなよ」と声をかけた。

 寄贈式は公立大メディアセンターであり、井口さんが寄贈までの経緯を紹介。木代さんが作品に込めた思いを語り、「この大学に置いていただけるとのことで、ありがとうございます」と目を細めた。

 川添学長は「若き情熱と真実を追い求める大学に通じる、本当に素晴らしい作品をいただきました」と話して、木代さんと仲介した井口さんに感謝した。

 2作品は台座を含めて高さ約1・8メートル。学生や市民の目に触れる機会が多い大学1号館と4号館の各エントランスに設置することにしている。

 

 

写真=寄贈作品について話す木代さん

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