岩や木の根もある山道走るトレイルラン 市が大江山で教室

2022年07月20日 のニュース

 日本初のプロトレイルランナー、石川弘樹さん(47)=神奈川県=による子ども向けトレイルランニング教室が、京都府福知山市大江町佛性寺の鬼のモニュメント周辺で開かれた。市内の小学校1年~6年の7人が参加し、山道の走り方などを教わった。

 自然や歴史など地域資源の魅力を発信することで誘客につなげる福知山市の「福知山千年の森づくり基本計画」の一環で、鬼伝説が伝わる大江山の自然や歴史を学んでもらおうと、小学生を対象に全4回の教室を初めて企画した。

 初日の18日は、村上誠・日本の鬼の交流博物館館長の講話でスタート。酒呑童子の屋敷があったとされるところに鬼のモニュメントが作られたことなどの説明を受けてから、石川さんの教室に移った。

 石川さんは「山の中を走るのがトレイルラン。山道には岩や木の根っこなどがあるので、常に障害物競走をしているようなもの」だと表現し、「そのような道を走らないといけないが、そこがおもしろくもあり難しさもある」と魅力を伝えた。

 子どもたちは、大きな石がむき出しになった斜面を歩いて上り下りする体験をしたあと、近くの林間グラウンドに移動し、山道を走っても転ばないように、トレーニング用の器具・ラダーや階段を使って様々な体の動かし方を練習。グラウンドの法面を下るときには「つま先に力を入れて斜面をのぞき込むような姿勢だと滑らないよ」などとコツを教わった。

 今後は、国内外の多数のレースで入賞経験がある上宮逸子さん(43)=大阪市=らにトレイルランの遊び方などを教わったあと、最終回の8月11日には約3キロのコースでレースを体験する予定。

 

写真=まずは山道を歩いてトレイルランを体験する子どもたち

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