福知山の3回目ワクチン、高齢者の接種率80%超えるが若者は20%
2022年04月15日 のニュース
京都府福知山市の新型コロナウイルスワクチン3回目接種が伸び悩んでいる。年明けから本格化したが、11日現在の接種率は41・6%で、全国平均の45・4%を下回る。65歳以上の高齢者は83・5%で、全国平均よりマイナス1・2ポイントと差は小さく、現役世代から若者までの接種率が低調であることがうかがえる。
市の接種率には、追加対象の12歳~17歳分は含まれていないが、その分を除いても全国の数値を下回る状況が続いているという。全国的な傾向にあるように、年代が下がるほど接種率が低くなり、福知山の18歳~20代は19・5%、30代は22%、40代は26・8%にとどまる。
個別接種、集団接種ともに予約が鈍化。「年度替わりは繁忙期で時間がない」「2回目の接種の副反応があったので様子見している」との声が市に寄せられている。第5波のデルタ株に比べると重症化率が低いとされる第6波のオミクロン株の影響もあるとみられる。
今のところ、3回目接種で重度の副反応が出たとの報告は、市には入っていない。
市健康医療課は「若い人でも新型コロナに感染すると重症化や後遺症が生じることがあります。そのことも踏まえて3回目の接種を検討いただければ」と話している。
また、5歳~11歳の小児接種の11日現在の1回目接種率は、全国より1・6ポイント高い10・6%となっている。
写真=ワクチン集団接種の予約状況などを確認する市職員