1千株が群生、黄色い「へいくろう」ヒカゲツツジ見ごろ 史跡生野銀山
2022年04月09日 のニュース
珍しい黄色いつつじ、ヒカゲツツジが、兵庫県朝来市生野町小野の史跡生野銀山で見ごろを迎えた。
山の岩場や斜面などの日陰に咲く花で、生野銀山では近畿最大規模の約1千株が群生している。
かつて鉱山で働いていた人たちが、この花を見ながら「休憩した(へいくろうした)」ことから、生野ではヒカゲツツジを「へいくろう」と呼んできた。毎年、花期に合わせて開かれてきた「へいくろう祭り」は、今年も中止。生野銀山を運営する「シルバー生野」の妹尾高明社長は「祭りは中止になりましたが、花は『休憩』せず、きれいに咲いてくれました。見ごろは1週間ほどですので、お急ぎ下さい」と話していた。
問い合わせはシルバー生野、電話079(679)2010。
写真=淡い黄色の花を咲かせる生野の「へいくろう」(ヒカゲツツジ)