元JR社員が製作 Nゲージやプラレールで自由に遊べる私設鉄道広場
2022年04月07日 のニュース
鉄道車両の模型電動車を製作する京都府福知山市正明寺の元JR社員、伊藤成光さん(79)が、私設の鉄道広場に、縮尺150分の1のNゲージやプラレールで遊べるコーナーを新設した。所有車両を持ち込んで自由に走らせることもできる。無料。
伊藤さんは10年ほど前から、再利用した電動車いすのモーターを動力源に、合板などを使って多彩な鉄道模型電動車を作る。精巧で乗車して遊ぶことができるのが特徴で、市内外のイベントで人気を集め、複数のテレビ番組で取り上げられて以降、近畿を中心に問い合わせが相次ぎ、一昨年から鉄道広場を一般開放している。
今まで模型電動車一筋だったが、地元の西日本鉄道OB会福知山支部顧問の戸田春二さん(78)にNゲージのレールや車両、コントローラーなどの寄贈を受けたのを機に、広場の一角に屋根付きの約24平方メートルの場所を確保。Nゲージ複線コース一つと自身が所有していたプラレールの5コースを設けた。
伊藤さんは「これから福知山城や駅のホームなどを作って並べ、にぎやかな風景を再現したい。模型は用意しているもので遊んでもらっても構いません。新幹線やSLなど20種類の模型電動車もあり、広場を自由に走らせてください」と話している。
利用したい人は事前に伊藤さんの携帯電話090・1896・2640へ。
写真=鉄道広場の一角に設けた鉄道模型で遊べるコーナー