「刺し身が一番」雲原コンニャク 地元の女性たち、にぎやかに作業

2022年02月03日 のニュース

 京都府福知山市雲原地区の女性たちが、昔ながらの製法で「雲原コンニャク」を作っている。あく抜きの必要はなく、「刺し身で食べるのが一番」という。

 冬場の仕事として各家庭で作られてきた雲原コンニャクは、スーパーでも販売されていた時期があったが、作り手の高齢化などで中断。しかし、2010年に、地元の味で地域を元気にしようと復活した。

 雲原の一部の地域で受け継がれている作り方を参考に、地元の女性が11月から3月まで、北陵うまいもん市雲原店でコンニャク作りに取り組み、販売。伝統の味を守り続けている。

 今季は清水貴志子さん(70)ら60代から80代までの13人が作業。原料のコンニャクイモは地元産の3年ものを使い、固めるための灰汁として地元のソバ殻の灰を活用しているのが特徴。女性たちが丁寧に皮をむいたり、ゆでたりしたあと、練ったり、大人のこぶし大ほどに丸めたりする。さらに、おくどさん(かまど)で水を沸かした釜に入れてゆがく。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止や大雪のため、販売場所の同雲原店は臨時休業中で、しかも出張販売するイベントも中止となり、販売量は減ったが、作る人たちは、にぎやかに慌ただしく作業している。

 1袋2個入り(400グラム)で税込み400円。注文は携帯電話090・3284・8812の中村龍市店長まで。

 

写真=釜でゆがいたコンニャクをすくう女性

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