京の伝統野菜「万願寺」販売額4億円超 5年連続で過去最高更新

2022年01月22日 のニュース

 JA京都にのくに(迫沼満壽組合長)の特産品「万願寺甘とう」の販売額が、今年度は4億1647万円となり、5年連続で過去最高額を更新した。京都府中丹地方の福知山、舞鶴、綾部3市で栽培しており、全体での出荷量は559トン。平均単価は1キロあたり744円だった。

 京の伝統野菜・万願寺甘とうは長さ15センチほどにもなる大型のトウガラシ。万願寺トウガラシの名で流通している品もあるが、JA京都にのくに管内で栽培されるものだけが地理的表示(GI)保護制度で登録されている「万願寺甘とう」を名乗ることができる。トウガラシながら辛みはなく、甘みと独特の風味で人気がある。

 福知山市内からは今年度、212トンを出荷。販売額は1億5393万円となった。3市の中でも新規就農者が多く、特に三和町での作付面積が増えていて活力があるという。

 全体では、2016年度の3億2910万円と比べ1億円ほど販売額が伸びており、3市の生産者で作る万願寺甘とう部会協議会、JA京都にのくにが協力し、ブランドイメージや認知度の向上などに努めてきたことが実を結んだ。

 また、今年度は緊急事態宣言などにより、外食産業からの注文数量が減ったが、スーパーなど既存の販売先での契約数量拡大といった販売促進活動が効果を上げた。

 好調な万願寺甘とうだが、今冬の大雪では栽培に必要なビニールハウスが倒壊するなど、被害を受けた農家も多い。JA京都にのくには「支援態勢などを協議しています。需要が高い状態は続いているので、単価を維持し、生産者が確保できるようにしていきたい」と話している。

 

写真=舞鶴市の検品場で出荷作業をする作業員たち(昨年5月)

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。