雪で野菜の出荷は極端に少なく 初競りの公設卸売市場
2022年01月05日 のニュース

福知山市厚中問屋町、市公設地方卸売市場で5日朝、新年恒例の初競りが開かれた。年末からの雪の影響で、集まった野菜は少なかったが、競り人や買受人の威勢の良い声が場内に響き、活気が戻った。
初競りを前に午前6時30分ごろからセレモニーがあり、市場を管理する市の産業政策部長があいさつ。市場の卸売業者、福知山合同青果の営業部長が「今年もお客さんに満足してもらえるよう、社員一同、努めてまいります」と決意を述べた。
このあと競りが始まったが、出荷されたのはホウレンソウやミズナ、カブラなどで、例年より極端に少なかった。買受人らは一つひとつ品定めして競り落としていった。
西中ノ町(アオイ通り)で青果店を営む山中敏弘さん(79)は「こんなに出荷が少ないのは珍しい。価格はご祝儀相場で高いですね。野菜はたくさんあると思うので、今後出てくることを期待しています」と話していた。
写真=威勢の良い掛け声が場内に響いた(5日午前6時35分ごろ)