指定管理期間が終わる三和荘、市直営にして大浴場を廃止 議会で構想説明

2021年12月11日 のニュース

 京都府福知山市の大橋一夫市長は9日の市議会12月定例会の一般質問で、来年3月末でNPO法人丹波・みわの指定管理が終了する三和町寺尾の交流拠点施設「三和荘」について、来年度以降の運営構想を説明。市の直営とし、大浴場を廃止するほか、アネックス京都三和連携室を設置するなどの考えを明らかにした。レストランと宿泊施設は、運営事業者の選定を進めているという。

 大橋市長はこのほか、大浴場は廃止するが、体育館やテニスコートなどの運動施設は維持するため、シャワー施設を設置することや、三和地域公民館=千束=を三和荘に移転するなどの方針も示した。

 こうしたことについて市は、全議員協議会、三和地域自治会長会などで事前に説明。「大浴場は残してほしい」などの意見が出されたという。

 市によると、公民館の移転により、会議室、創作室などを新たに整備する予定。また、連携室では企業と地域をつなぐ役割を担う。

 大橋市長は議会で「公共機能の強化を図って、地域住民をはじめ市民の皆さんがより利用しやすい施設をコンセプトに整備していく。また、企業と地域の交流拠点として新たな人の流れをつくり、地域のにぎわいを生み出すと考えている」と答弁し、理解を求めた。


写真=3月で指定管理期間が終わる三和荘

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