福知山城をオレンジ色に染めて子どもの虐待防止を訴え

2021年11月13日 のニュース

 児童虐待防止推進月間に合わせ、京都府福知山市と市要保護児童対策地域協議会は、まちのシンボル福知山城をオレンジ色にライトアップしている。オレンジ色は、子どもの虐待防止を目指す「オレンジリボン運動」のシンボルカラー。30日までの期間中は毎日、日没から午後10時まで点灯する。

 市内で、「虐待」と虐待の危険が高い「要支援」に認定される子どもの数は、2016年度に270人(127世帯)だったが、20年度には361人(190世帯)と年々増加している。今年度は4月から9月までで323人(164世帯)と、すでに昨年度の年間数に迫る勢い。

 市によると「虐待」の事例件数自体はほぼ横ばいだが、「要支援」に認定される事例が増えているという。こうした背景や、新型コロナウイルス禍で対面の啓発ができないこともあり、初めて月間を通じたライトアップに取り組んだ。オレンジ色は、子どもたちの明るい未来も示している。

 また、市は、同じオレンジ色がシンボルになっている認知症サポーターの「オレンジリング」、障害理解と支援の「あいサポート運動」を合わせた「オレンジのまちづくり」を進めており、そのPRも兼ねる。
 
 
写真=オレンジ色に染まる福知山城

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。