パラ五輪聖火フェスで使う灯篭作るワークショップ 親子連れらが願い込め
2021年08月05日 のニュース

京都府福知山市の福知山城公園本丸広場で15日に「パラリンピック聖火フェスティバル」が開かれる。これを前に、フェスで使う灯篭(とうろう)作りのワークショップが1日、駅前町の市民交流プラザで開かれた。小学生と保護者ら6人が参加し、本体の紙の部分に願いごとを書き、飾り付けをしたりして、世界に一つだけの作品が完成した。市主催。
ワークショップでは、灯篭の作製キットを使用。「宇宙飛行士になれますように」「みんなが優しい気持ちでいられますように」などと、それぞれが願いを書き、接着剤で部品を貼り付けたりして、1人1個ずつ完成させた。
惇明小学校4年の石野寛晴君は、コロナウイルスが早くおさまりますように-と願いを書いた。「パラリンピックの開催までに新型コロナの感染が落ち着いて、選手たちが気持ちよく競技ができるようになればと思い、この願いにしました」と話していた。
関係者のみで実施するフェスでは、ワークショップで作ったものと、府立中丹支援学校に依頼し、あらかじめ作ってもらった灯篭を合わせた約160個に点火し、ランタンに採火する。
府内では、17市町で同様の催事が行われる。採火したランタンは、府を通じて東京都庁に届け、全国各地からの採火と合わせて、「東京2020パラリンピック」(24日~9月5日)の聖火リレーで使われることになっている。
聖火リレーは、東京都などで、8月17日~24日に開催。20日には全国の都道府県とパラリンピック発祥の地、ストーク・マンデビル(イギリス)の火が東京に集められ、一つの炎に統合する集火式がある。
写真=お父さんと一緒に灯篭を作る石野君