たばこ協同組合、福知山と宮津が合併 厳しい時代に基盤強化

2021年06月30日 のニュース

 福知山たばこ商業協同組合(吉見光則理事長)は28日、宮津組合と正式合併した。同日に京都府福知山市駅前町の市民交流プラザで臨時総会を開き、今年度の事業計画などを承認。組合基盤の強化を図り、変革の時代に対応できる体制づくりをめざす。

 小規模販売店で組織する福知山組合は、1950年に発足。組合員数は2009年時点で174人だったが、チェーン系小売業や量販店の台頭、たばこ税増税などが響き、組合員は減少。現在は51人となっている。

 宮津組合も同様の状況で、府内に組合の無い空白地域を作らず、今後も存続していくため、合併が必要と判断。宮津組合は解散し、福知山組合による吸収対等合併方式という形をとり、1組織になって活動する道を選んだ。

 組合内には、福知山事業部と宮津支部、もとからあった綾部支部を置き、舞鶴市のエリアもカバー。たばこ業界の情報発信、未成年者の喫煙防止や環境美化活動、喫煙場所の確保、たばこ税増税反対運動などを広域で展開していく。

 両組合員ら22人が出席した臨時総会で、吉見理事長は「府内に組合の無い空白地を作らないことが責務であり、合併することになりました。変革の時代に対応できる体制づくりに努め、組合員のニーズに応えられるよう、今後も精力的に活動していきたい」と力強く語った。

写真=あいさつに立つ吉見理事長

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