農家の悩みの種の外来種・ナガミヒナゲシ 繁殖力強く作物に影響も

2021年05月16日 のニュース

 この季節、畑や路肩などにたくさん咲く鮮やかなオレンジ色の花がある。「ナガミヒナゲシ」と呼ばれる外来種で、繁殖力が強く、他の植物や作物が育ちにくくなる。京都府福知山市内のある農家は「畑の周囲にたくさんあり、農作物に影響がないか心配。見つけると抜くようにしていますが、次々と生えてくる」と頭を悩ませている。

 ナガミヒナゲシは地中海原産のケシ科の1年草で、4月から6月にかけて咲き、一つの果実に1600粒程度の種子が入っている。ケシ科だが、アヘンの成分はないというが、他の植物の育成を妨げる成分を含んだ物質を根から出すため、生態系に影響を及ぼすことが危惧されている。

 自宅近くの畑でさまざまな作物を育てている大江町在住の女性(68)は「ナガミヒナゲシは10年以上前から目立つようになりました。人に聞いたりして品種が分かり、気にするようになりました」と言う。「今のところ作物への直接的な被害はありませんが、つぼみの状態の時に抜いて、燃やすごみで出すようにしています」と話している。

 京都府府民環境部自然環境保全課は「ナガミヒナゲシは国の特定外来生物には指定されてはいませんが、今後気を付ける種として注視しています。刈り取る際は周りに種が飛び散ったりしないように、花が咲き始めた状態の時に根こそぎ抜くようにしてほしい。また茎を素手で触ると、かぶれたりする恐れがあるので、手袋をしてください」と注意を促している。

 

写真=オレンジ色のきれいな花が咲くナガミヒナゲシ

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