医師会看護学校の27人、コロナ禍乗り越え卒業
2021年03月10日 のニュース

京都府福知山市北本町二区の福知山医師会看護高等専修学校(井土昇校長)で、第41回卒業式が8日に開かれた。准看護師の資格取得に励んできた27人(男性9人、女性18人)が、仲間や先生への感謝を胸に、新たな一歩を踏み出した。
校歌演奏や卒業証書授与のあと、井土校長は、新型コロナウイルスの影響で思うように実習ができなかった中での頑張りをねぎらい、「コロナで大変でしたが、今の状況だからこそ学べることがある」と言葉を贈った。
卒業生代表の前川幸弥さんが2年間を思い返して答辞。続いてキャンドルサービスに移り、卒業生たちはろうそくに火をともして、全員で整列したあとナイチンゲール誓詞を朗読した。
コロナ感染対策で、式典には保護者や在校生は参加せず、出席者は全員マスクを着用した。
卒業生のうち、看護師資格取得を目指し、福知山市民病院附属看護学校へ進む14人を含め計21人が進学。ほか6人は就職する。
写真=ナイチンゲール誓詞を朗読する卒業生(学校提供)