大河「麒麟がくる」放送を終え、ゆかりの福知山は光秀のイメージ向上喜ぶ

2021年02月10日 のニュース

 「領民に慕われた光秀の霊は福知山市の御霊神社に祭られています」-7日に放送されたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」最終回を締めくくるナレーターの語り。京都府福知山市はドラマの舞台にはならなかったが、明智光秀とまちのイメージアップにつながったと、地元は手応えをつかんでいる。

 全国的には、主君の織田信長を討った逆臣のイメージが根強い光秀だが、福知山では治水や税金免除などの善政を敷いた名君として古くから親しまれている。

 ドラマ本編で、福知山を含む丹波攻めが詳細に描かれることはなかった。それでも作中には、丹波国での治水や領民を大切にする国づくりなど、市民にとって喜ばしい言葉がちりばめられた。

 本編に続き、ゆかりの地を紹介する紀行コーナーでは、43話と最終回の44話の2週連続で福知山が取り上げられ、福知山城、福知山踊り、明智藪、御霊神社が紹介された。

 地元福知山の人たちは全話放送を終えて余韻に浸っている。

 光秀を祭る御霊神社の正面、広小路通りで生まれ育った光秀ファンの吉田博さん(70)=長町=は「最後の最後に御霊神社が出て、うれしくて泣けてきた」と感極まった様子。

 御霊神社奉賛会の山段誠副会長(74)も「ドラマで、世間一般の罪悪人のイメージを大きく払拭させたこと、最終回の紀行コーナーで御霊神社が全国に発信されたことは誠にうれしい限り」と拳を握った。

 大河ドラマ誘致運動の一翼を担った丹波福知山光秀公研究会の足立重久会長(75)は「妻の煕子さんや丹波攻めはもう少し見たかった」と惜しみつつも、「光秀公は福知山を除いては反逆者として定着していたが、今回の放送で脱却できたのではないでしょうか。個人的には天海僧正として生き延びた説を押していることもあり、納得のいく最終回でした」とうなずく。

 光秀を生かしたまちづくりを進める市秘書広報課シティプロモーション係の宇都宮萌さん(35)は「福知山を連想させる場面があって、テンションが上がった」と喜ぶ。「大河は終わったけれど、光秀のイメージ刷新と福知山が光秀をずっと慕ってきたまちだということを全国に発信できたレガシー(遺産)は残る。一過性にせず、これからも市民のみなさんと一緒に福知山を盛り上げていきたい」と意気込む。

 
写真=大河終了後も「麒麟がくる」と光秀ゆかりの城下町をアピールするのぼりはたなびく

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