高齢者のインフルエンザ予防接種率70% 新型コロナ同時流行警戒

2021年01月22日 のニュース

 京都府福知山市の65歳以上のインフルエンザ予防接種者数が、今年度は前年度より大きく増えている。助成制度の拡充と、症状が似ている新型コロナウイルスとの同時流行を警戒する意識の高まりが表れたとみられる。

 市は、コロナとの同時流行が起きた場合の重症化を防ぐことなどを目的に、例年は自己負担がある高齢者のインフルエンザ予防接種を今年度は無償化して、接種期間も1カ月前倒しで取り組んだ。

 今年度の高齢者の接種者数(昨年10月~今年1月)は約1万6800人の見込みで、対象者に占める接種率は70%ほどになる。前年度の接種者数(19年11月~20年1月)の実績は約1万3400人で接種率は58%だった。

 このほか、今年度に自己負担1千円でできる中学生以下の子どもの接種人数(昨年10月~今年1月)は、市の試算より1・25倍多い延べ約9800人になる見込み。

 市内医療機関で一時的にワクチンが不足することはあったが、大きな混乱はなく、市内全体では充足できているとする。

 市健康医療課は「高齢の方は昨年10月だけで1万人超が接種されていて高い意識が見られます。子どもは、国が13歳未満は2回接種を推奨していることの影響もあると思われます」としている。

写真=子どもも試算より多く接種している

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