速報:成美大出身の阿部投手(日本生命) オリックスが6位指名

2020年10月26日 のニュース

 京都府福知山市西小谷ケ丘の成美大学(現・福知山公立大)出身で、日本生命の阿部翔太投手(27)が26日、プロ野球のドラフト会議で、オリックスから6位指名を受けた。成美大では3年からエースとして活躍。当時の監督で、阿部選手との絆が強い峰地良和さん(52)は「とにかくめでたい」とプロ入りを祝福した。

 身長178センチ、体重78キロの右腕。大阪府出身。高校は酒田南(山形県)に進み、主に捕手として活躍。2年の夏には甲子園にも出場した。峰地さんは当時、同高野球部のヘッドコーチをしていて、「スローイングが良く、実力もあった」と振り返る。高校3年の5月ごろ、投手に転身したという。

 阿部選手の卒業と同じころ、峰地さんが成美大のコーチに就任。慕っていた峰地さんを追い、阿部選手も成美大に入学した。1年から抑えとして登板し、投手としての経験を積んでいたが、2年のときに右ひじを故障。1年間の休養を余儀なくされた。

 「そんな状況でもくさらず、ランニングなどトレーニングを続けていた。本当に心が強い男でした」と峰地さん。不屈の闘志で復帰し、監督に就任した峰地さんのもと、3年からエースを務めた。マックス148㌔の直球、闘志むき出しのプレーを持ち味に、結果を残した。

 卒業後は社会人野球の道へ進み、日本生命に所属。150㌔右腕として、プロも注目する存在となり、19年には侍ジャパンに選出され、第29回BFAアジア選手権に出場。準決勝で先発するなどして、日本の準優勝に大きく貢献した。

 峰地さんは、教え子の快挙に笑顔を見せつつも、「これからが大変。試練が待っていると思う」と分析。「ただ、今までやってきたことをブレずに続けていくことが大事になるでしょうね」と、教え子にエールを送った。

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