京都府猟友会が福知山にドローンの訓練場を開設
2020年10月21日 のニュース

福知山市今安に、京都府猟友会のドローン(無人航空機)訓練場が開設された。16日に使用開始のセレモニーが開かれ、西村義一会長ら役員と福知山支部の会員、地元の人が参加し、ドローンの展示、デモンストレーションをした。
府猟友会は、会員数の減少や高齢化、猟犬飼育者と犬の減少などが進むなかで、効率的、近代的な有害鳥獣駆除方法を検討。ドローンに着目し、活用方法などを研究してきた。
この成果を全国組織の大日本猟友会に示し、ドローン活用の研究開発に同意を得て、全国のモデルケースとして実用化を目指すことになった。
訓練場は会員が米を作っている田を活用。今後も米を栽培し、稲刈りをしたあとの田を訓練場として使用する。
セレモニーは衆議院議員や地元の自治会長らも出席。それぞれ祝辞を述べ、ドローンの活用によって、増え続ける有害鳥獣の駆除が進むことを期待した。
このあと、市内にトレーニングセンターを持つ一般社団法人無人航空機操縦士養成協会がデモンストレーションをした。
カメラを取り付けたドローンを姫髪山近くまで飛ばし、送信されてくる画像を車載モニターで見てもらったり、農業用ドローンを訓練場で飛ばして能力の解説をしたりした。
写真=農業用ドローンを飛ばしてデモンストレーションをした