高校生が部活で防護服作り 医療・福祉現場支援のため
2020年10月15日 のニュース

京都府福知山市大江町金屋、大江高校(永井正樹校長)のボランティア部の部員が14日、新型コロナウイルスに対応する医療・福祉現場の従事者らを支援するために、ポリ袋を活用した防護服作りをした。少しでも役に立てば-と、今後も作り続ける。
使い捨ての防護服が不足している状況を憂い、ポリ袋を使った防護服作りを、各団体と協力して製作を続ける市社会福祉協議会からの依頼を受けて取り組んだ。
1、2年生の女性部員6人が参加。市社協職員の竹本悠二さん(27)ら2人が講師となり、最初に作り方を説明したあと、2人1組で製作した。
材料となるのは45リットルのポリ袋で、1着につき2・5枚を使う。両袖や胴、腰のパーツを切り、養生テープで張り合わせて完成させる。
生徒たちは最初、切る部分が分からなくなるなど、苦戦していたが、進めていくうちに作り方を覚え、てきぱきと手が動くようになった。
1時間30分の作業で14着ができ上がった。2年の審心音さんは「ポリ袋がくっついて切りにくかったけれど、作っていくうちにコツがつかめました。作り方を覚えたので、今後も作っていきたい」と話していた。
市社協では、作られた防護服を市内の福祉団体などに贈る計画を立てている。同部では放課後の部活動などで防護服作りに取り組んでいく。
写真=2人1組になって作っていった