コロナで在宅時間増えて家庭ごみ急増 事業系は減少-市環境パーク

2020年08月13日 のニュース

 福知山市牧の市環境パークに、3~6月に搬入された家庭系ごみ(ゴミステーション収集分含む)が、前年同期に比べて約8%増えたことが分かった。新型コロナウイルスに伴う外出自粛や休校などで市民の在宅時間が延びたことが影響したとみられる。

家庭系ごみの3~6月の搬入総重量は5150トン。月別では3月が前年同月比11・7%増の1238トン、4月が0・7%増の1246トン、5月が4・5%増の1400トン、6月が16・3%増の1266トンだった。

3月は休校中の子どもの食事、自宅滞在時間が延びたことに合わせた家の片付けに伴うごみが加わったことが影響したと思われる。

感染拡大防止で、市が4月に、家庭系ごみの直接搬入を控えるよう協力を呼びかけたことなどで、いったん増加は緩やかになったが、全国に発出された緊急事態宣言が5月25日に全面解除された直後の6月は再び急増に転じた。

環境パークへの搬入車両台数(ゴミステーション収集車含む)は、4、5両月も増えてはいるが、3月と6月はともに前年同月比20%を超える顕著な増加。6月は搬入待ちで長い列ができ、周辺交通に支障をきたさないよう迂回路を設けることもあった。

市生活環境課は「6月の搬入は体感でも多かったです」と話す。

一方で事業系ごみの搬入量は減少傾向が続き、緊急事態宣言を受けての営業自粛などが響いているとみられる。

家庭系ごみの搬入は現在は落ち着き始めているが、同課は「盆帰省の移動自粛がごみ量にどのように影響するのかを注視していきたい」とする。

マスクは可燃ごみで

また、同課は「マスクが不燃ゴミやプラごみの袋に入っていることがあります。分別作業時の感染リスクをなくすため、マスクは可燃ごみで出してください」と協力を呼びかけている。


写真=家庭ごみが増えている市環境パーク

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