保護者迎える茶会用に感謝の心で茶碗作り 福高附属中3年生

2020年07月26日 のニュース

 福知山市土師の京都府立福知山高校附属中学校(宮下繁校長)3年生が、楽茶碗を制作している。卒業式前に保護者を招いて開く「感謝の気持ちを伝える茶会」で使うもので、生徒たちは、日ごろ世話になっている大切な家族を思いながら、茶碗の形を作った。

 恒例の取り組みで、茶道について学び、伝統文化や伝統工芸についても知ることが目的。外部講師の指導を受けながら、茶碗作りや茶道体験をして道具や作法などについて学ぶ。茶会では生徒が茶をたてたり、茶菓子を用意し、感謝の手紙などを贈る。

 22日には亀岡市の帰来窯・昭楽窯当主の佐々木大和さん(55)が同校を訪れ、楽茶碗や茶道の歴史について講義をした。生徒たちは佐々木さんの説明を聴いてから800グラムの土を受け取り、ろくろを使って形を整えた。

 初めて陶芸に挑戦した岸咲那さん=城山=は、「お母さんのために感謝の気持ちを込めて作りました。作業前は難しそうに思いましたが、きれいに出来て楽しかったです」と笑顔を見せていた。

 茶碗は今後の授業で削りなどの工程を通じて完成させ、3月に開く予定の茶会で使う。
 
 
写真=茶碗を作る生徒たち

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