長田野のブルーエナジーが初めてトヨタにHV電池供給
2020年06月30日 のニュース

車載する高性能リチウムイオン電池を開発、製造、販売するブルーエナジー(水谷真久社長、本社・京都市)が、京都府福知山市の長田野工業団地内で製造する車載用リチウムイオン電池が、トヨタ自動車のハイブリッドシステムに採用された。トヨタがこのほど発売した「新型ハリアー」のハイブリッド仕様車に搭載している。
ブルーエナジーは、GSユアサとホンダの共同出資で、2009年に立ち上げた。これまでは、ホンダのハイブリッドシステムに電池を供給していた。別の自動車メーカーで採用されるのは、これが初めてとなる。
採用されたのは、トヨタのハイブリッドシステム向けに開発した「EHW4S」。
性能は自社の従来製品と同等のまま、10%以上の軽量化と20%以上の小型化を実現した。
ほかの車種への採用については、現時点では未定としている。
写真=トヨタのハイブリッドシステムに採用された車載用リチウムイオン電池