旧天津小から修斉小へ 統合先で冷風機活躍
2020年06月23日 のニュース

京都府福知山市半田の修斉小学校(一戸香里校長)で、スポットクーラー(冷風機)2台が活躍している。今年3月で統合に伴い閉校となった旧天津小学校=勅使=で使われていたもので、統合先の修斉小で再活用され、児童の健康づくりに役立っている。
この冷風機は、高さが1メートル弱、縦横が50センチほどで、室内の空気を吸い込み、熱交換して冷風を室内に、熱風を屋外に出す。移動でき、上部にある冷風の吹き出し口は扇風機のように首を振り、冷たい風を拡散させる。
市内の多くの小中学校では普通教室にエアコンが設置されているが、旧天津小は修斉小へ統合することになっていたため、エアコン工事が行われなかった。この代わりに、2年前から各普通教室に冷風機を置いて暑さを和らげていた。
修斉小も普通教室にはエアコンがあるが、視聴覚室にはないため2台を移動して活用することにした。2クラス全員で映像を見て学習するといった場合は、新型コロナウイルスの感染予防で密集を避けるために広い視聴覚室を使っており、冷風機が活躍している。
同校に異動した旧天津小の教職員は、統合先でしっかり働く冷風機をそっと見守る。
写真=旧天津小から引き継いだ冷風機が視聴覚室で活用されている