「地域へ感謝し立派な大人になりたい」 修斉小で二分の一成人式
2025年02月09日 のニュース
京都府福知山市半田、修斉小学校で7日、「十歳を祝う会」(修斉、天津両地区公民館など主催)が開かれた。今年度に節目の10歳になる4年生72人は、家族や地域の人に元気に育ったことを祝福されるとともに、これまでを支えてくれた人たちへ感謝の言葉を伝えた。
同校の卒業生たちは昔から地域独自の成人式(現・二十歳を祝う会)に参加していて、2013年からは4年生を対象に、旧成人年齢の20歳の半分にあたる10歳を祝う「二分の一成人式」が行われてきた。成人年齢の引き下げに伴い、2年前から現在の名称に改めている。
式典には児童のほか、保護者や来賓ら約120人が出席。校歌斉唱のあと、白数淳子校長、同校同窓会の塩見勧会長、両地区公民館長らが壇上に上がり、お祝いのメッセージを読み上げ、各クラスの代表児童に証書と記念品を手渡した。
下川口、下豊富両地区の自治会長の祝辞のあと、農業生産法人味歩里(牧)の桐村正典代表らが、紅白餅を贈った。
児童たちは「毎日の登下校の見守りや色々な農作業の体験など、地域のみなさんの温かい気持ちに包まれて学校生活を送れる僕たちは幸せです」と感謝し、これまでの学校での思い出を振り返ったあと、全員で「10才のありがとう」を合唱。「これからも周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れず、夢に向かって一生懸命頑張ります」と決意を伝えた。
式典に参加した児童は「地域の人たちに祝ってもらえてうれしい。夢はドクターヘリの看護師さんです。しっかりとした大人になりたい」と話していた。
写真(クリックで拡大)=感謝の言葉を地域の人たちに伝える4年生