水道基本料2カ月分免除 市が独自支援

2020年05月28日 のニュース

 福知山市は26日、新型コロナウイルス感染症の対策費など総額2億2千万円を追加する2020年度一般会計補正予算案を発表した。上水道の基本料金2カ月分を全額免除する生活支援などを盛り込む。29日開会の市議会臨時会に提案する。

 新型コロナ関連の緊急対策を3月から毎月提案していて、これまでに、市民へマスク購入券を配布する事業など市独自の支援を予算化。今回は4月臨時会に続く第4弾で、市単独制度の7事業を盛り込む。

 上水道料金の免除は、市民や市内事業者ら全利用者の約3万6千件が対象。4、5両月の2カ月分の基本料金を、7、8両月の支払い分から控除する。利用者の申請手続きは不要。基本料金はメーターの口径サイズにより異なり、2カ月分の計2068円~4万6200円の負担が軽減される。主な財源は一般会計繰入金の約9千万円を充てる。

 経済対策には、約1億円を計上。業績が悪化した企業の納付済みの法人市民税を迅速に返還したり、市内の宿泊事業者が施設の利用促進のために企画する日帰りサービス料金の一部を市が補助する。

 大橋一夫市長は、「緊急事態宣言が全面解除されたが、これは新型コロナの終息を意味するものではない。今後も気を緩めることなく、感染防止策を講じ、段階的に社会、経済活動を再開することが必要」と話した。

写真=上水道の基本料金が免除となる

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