台風被災の福島県いわき市へ福知山からボランティアバス
2019年11月16日 のニュース
京都府福知山市の災害ボランティアセンター(事務局・社会福祉協議会)が呼びかけたボランティアたちが、台風19号の被害を受けた福島県いわき市で活動している。
福知山はこれまでの水害で、全国から訪れた多くのボランティアから復興に向けた支援を受けてきた。その恩返しをしようと、センターは被災地へのボランティア派遣を決めて募集したところ、市内の25歳から79歳までの男性18人、女性1人が集まった。
14日夜に市役所で出発式が開かれ、ボランティア19人が、市職員らに見送られながら目的地に向けて出発した。
出発式で市社会福祉協議会の夜久豊基会長が「今まで支援を受けてきたことへのお返しとし、市民の代表としてみなさんを派遣します。けがをしないよう、無事に帰ってきてください」とあいさつ。
大橋一夫市長は「みなさんの活動は、行政の手の届きにくいところへの支援になり、被災された方にとっては大きな力になります」と激励した。
このあと、ボランティアたちが、見送りに来ていた人たちに「行ってきます」と伝えながらバスに乗り込み、福島県に向けて出発した。
ボランティアは、移動時の車中泊を含めて3泊4日の日程で、被災家屋での土砂清掃などに取り組み、17日午前9時ごろに帰福する予定。
写真=大橋市長の激励を受けるボランティアたち(14日夜)