福知山公立大に情報学部 国の審議会が認可答申
2019年11月17日 のニュース
京都府福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学(井口和起学長)に、来年4月から情報学部情報学科(定員100人)が開設される見通しになった。今年3月に文部科学省に設置認可申請書を提出し、大学設置・学校法人審議会が15日、設置を認める答申を出したもので、今月中に正式な認可が下りる予定。地域経営学部との2学部を擁する大学へと発展し、来年度の入学定員は両学部合わせて200人となる。
情報学部情報学科は、先端情報技術を地域のあらゆる分野に応用することで、新たな価値の創造や地域の雇用につなげ、持続可能な地域の発展に寄与することを目的に設置する。
幅広い業種への就職を想定し、高度情報人材を育成するため、先端情報技術を活用し、高度な知識を修得するため3つの専門領域を設定。AI(人工知能)やメディア情報学、データ解析活用、情報セキュリティー、情報ネットワークなどの教育を進める。
学部長には京都大学大学院情報学研究科の西田豊明教授が就任する予定。
来年度は、地域経営学部地域経営学科の定員が20人減り75人、医療福祉経営学科は変わらず定員25人となる。
答申を受け、井口学長は「情報学部の特色とする帰納的学習や課題解決型学習で、地域に根差した高度情報人材を育成していきたい」、大橋一夫市長は「情報技術を核に北近畿全体の産業振興や人材育成などに貢献いただくことを大いに期待しています」と喜びのコメントを寄せた。
写真=開設に向けてキャンパス内では改修工事が着々と進んでいる