水害時の車両避難所、集落高台に住民らで50台分整備 大江町蓼原

2019年10月25日 のニュース

 毎年のように洪水被害を受けている京都府福知山市大江町の蓼原自治会(仁張衛自治会長)は、水害時に住民たちの自家用車を水没から防ぐため、地区内の高台に車両専用の避難所(駐車場)を造った。中部地方から関東東北に大きな被害をもたらした台風19号では、避難途中に車の中で被災した人もいることから、自治会では「一人の犠牲者も出さない」の合言葉のもと、住民たちが力を合わせ駐車場の整備に励んだ。

 由良川の越水で、たびたび洪水に苦しめられてきた蓼原地区は、堤防整備が進んだ昨年の7月豪雨では、今度は内水被害が発生した。多くの家屋が床上浸水したほか、車両2台が水没。自治会で区民に車両についてのアンケートを取ったところ、住民たちが約80台の車を所有していて、このうち約50台の車の持ち主が車両専用の避難所の設置を希望していることが分かった。

 洪水時に住民たちは、水がつかない山間部へ向かう市道沿いなどに車を駐車するしか無かった。そこで、安全にとめておくことができる専用の駐車場を造る計画を立て、自分たちで整備に取り掛かった。

 場所は、7月豪雨の際も浸水しなかった集落山側の空き地で、住民から提供を受けた。広さは約300平方メートルで、車約50台が駐車できる。

 8月下旬から雑草を刈り、土を盛るなど整備を進めてきた。10月20日には住民約30人が参加して仕上げた。

 自治会自主防災会のリーダー、仁張均さん(68)は「災害発生時、車両避難中に犠牲になった方がおられます。蓼原では、まず避難希望者を区外の避難所に送ることを優先し、そのあと車を安全な地元の専用避難所に移すことで、区民の生命と財産を守っていきたい」と話している。
 
 
写真=車両避難所の整備に励む住民たち

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