治水記念館で防災グッズ展 非常時の必需品並ぶ
2024年07月27日 のニュース
水害に備えた工夫がされた町家を展示施設にした京都府福知山市下柳町の市治水記念館で、夏休み特別企画「町家で防災グッズ展」が開かれている。手作りの防災グッズや避難所用品など約100点が並んでいる。8月25日まで。
近年各地で洪水や地震などの災害が多発し、福知山でも昔から大きな水害が度々発生していることから、普段の災害への備えや防災について考えるきっかけになれば-と企画した。
テーマは「いま私たちにできること」。避難所で感染予防として使うテント型のパーティションや、中に段ボール製の便器を置くテント式の簡易トイレを展示。また非常時の持ち出し品として、懐中電灯や飲料水を入れる水袋、カセットコンロ、水を注ぐだけでごはんになるアルファ化米などが並ぶ。
このほか身近な物で作ることができ、いざという時に役立つ防災グッズとして、大きなナイロン袋を活用したレインコート、新聞紙で作ったスリッパ、牛乳パックを利用した食器、風呂敷のリュックサックなどが展示されている。
期間中の土、日曜、祝日は、消火器の使用体験コーナー(無料)も設けている。記念館の裏庭で体験できる。
時間は午前9時から午後5時(入館は4時30分)まで。月、火曜と8月14日休館。無料。電話0773(22)4200。
写真(クリックで拡大)=大きなナイロン袋を活用したレインコートなどが並ぶ