文化財の中でお買い物、大雲記念館で一畳市
2024年03月24日 のニュース
福知山市大江町北二にある京都府指定有形文化財の大雲記念館でこのほど、マルシェ「大雲一畳市」が催された。食べ物や雑貨などを販売する27店舗が出店し、訪れた人は館内の歴史的なたたずまいも味わいながら、品選びを楽しんだ。
地域活性化を図ろうと、実行委員会(迫田厚委員長)が2年連続で開いた。午前10時に開場して間も無く、周囲の駐車場が満車になるほど多くの人でにぎわった。
館内は手作りの布小物やアクセサリー、リメイク着物、だし巻きサンドイッチやアップルパイなど多種多様な品がずらり。訪れた人は順路に沿って商品を見て回り、出店者との会話も楽しみながら購入するものを決めていた。
屋外ブースには移動販売車やテントが並び、作りたてのピザやカレー、から揚げなどが販売された。また、阪急百貨店の移動販売もあり、普段はあまり見かけないデパ地下スイーツが買い物客の目を引いていた。
このほか、館内には江戸時代のひな人形や絵画の展示、表千家による茶会があったほか、近くの大雲塾舎のエントランスホールでは地元バンドによる演奏もあり、会場を盛り上げていた。
友人と訪れていた榊原友子さん(76)=綾部市=は「大雲記念館は何十年も前に見学に来たことがあり、懐かしい気分で買い物を楽しめました」と笑顔で話していた。
写真(クリックで拡大)=買い物を楽しむ多くの人でにぎわった