利用者減る道の駅農匠の郷 活用調査へ10社以上参加意欲
2019年09月06日 のニュース
京都府福知山市夜久野町平野、道の駅「農匠の郷やくの」(ファームガーデンやくの)の利用者数が減少、施設の老朽化が懸念されるなか、市は民間事業者から運営手法や活用法の意見、提案を受ける「サウンディング型市場調査」を近く始める。これを前に5日、説明会と現地見学会を行った。
6人が参加して調査の概要説明を受けたあと、道の駅内に点在する各施設を巡った。夜久野高原温泉では、大浴場や露天風呂など数々の施設のほか、大きな窓越しに望める緑の山並みに感激していた。
今後、6日から10月4日まで調査参加を受け付け、10月7日から21日まで市関係者が調査参加者と対話をする。指定管理施設だけでなく、市直営、公設民営、民間施設を含む13万9千平方メートル余りの敷地全体の一体的な活用アイデアも対象にする。
23日以降に実施結果を発表。提案などの内容を検討した後、事業者公募などを進める。時期は未定。
市夜久野支所の衣川正彦支所長は「調査に関心を示していただいている民間企業が現在10社余りあります。業種は観光やコンサルティングなどで、東京や京阪神の企業が多く、大手企業も含まれています。存続に向けて名案が出されることを期待しています」と話している。
申し込み、問い合わせは市夜久野支所地域振興係、電話0773(37)1103=へ。
写真=夜久野高原温泉を見学する参加者