紅茶で優雅な時間、スコーンも焼いて 夜久野公民館
2024年06月22日 のニュース
暮らしに安らぎのひと時をもたらすティータイム。そんな時間をより充実させる講座が、京都府福知山市夜久野町額田の夜久野ふれあいプラザで19日に開かれた。地元の料理研究グループ、COOK・やくの(荻野直美代表、5人)が講師を務め、参加した16人に、おいしい紅茶のいれ方、簡単にできるスコーンの作り方を教えた。夜久野地域公民館主催。
「おいしくお茶しよう!」と題した講座は今回が初開催。公民館から昨年秋ごろに依頼を受けた同グループが普段研究するのは“料理”で、飲み物は専門外。それでも「この機会に自分たちの勉強にもなれば」と快く引き受け、雑誌や動画で紅茶のいれ方を勉強して準備を進めてきた。
参加者は4人ずつのグループに分かれ、紅茶に合うスコーン作りに取り組んだ。コツを教わりながらバターや強力粉などを混ぜるところから始め、スコーンの焼き上がりを待つ間に紅茶のいれ方の説明があった。
「茶葉の風味を最大限に引き出すためには、お湯に空気がたくさん含まれていることが大切」とし、沸騰させたお湯をティーポットに入れる際は、ポットに近づけたやかんを上に持ち上げながら注ぐと空気が入りやすい-などとポイントを伝え、参加者が実践した。
お湯をポットに移したあとは、茶葉が底に沈むまでじっくり待ってから、ゆっくりとカップに注ぐ。アールグレイの良い香りが部屋中に広がり、参加者たちからはうれしそうな声が聞かれた。
焼きたてのスコーンと一緒に試食会もし、「いつもよりおいしい」「伯爵夫人になったみたい」などと笑顔を見せながら、普段とはひと味違うティータイムを楽しんだ。
参加した女性(53)=茅ノ台=は「教えてもらったやり方で自宅でも家族に振る舞ってみたい」と話していた。
写真(クリックで拡大)=おいしい紅茶のいれ方を学んだ