脱サラ就農2年で全国茶品評会3位 大江の井田さん

2019年09月05日 のニュース

 就農2年の若い茶農家が快挙を遂げた。京都府福知山市大江町二箇下の井田光介さん(32)が、第73回全国茶品評会「かぶせ茶」部門で3位にあたる1等3席の農林水産省生産局長賞に輝いた。受賞を喜び、「まだまだお茶について勉強中で、これからもっと頑張りたい」と意欲を燃やす。

 品評会は年1回開催され、全国の茶どころから出品して日本一を決める。今年度は8月27日から30日まで愛知県西尾市内であり、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹茶業研究部門茶業研究監の角川修さんを審査長に、審査員20人が茶葉の形状、色合い、味などの200点満点で順位を決めた。

 収穫前に遮光幕で茶の木を覆い、うまみを引き出して作る「かぶせ茶」の部門には、京都、静岡、鹿児島など7府県から111点が寄せられ、このうち1等は6人が選ばれ、井田さんは197点で3席になった。

 脱サラして30歳で祖父の代から続く実家の製茶場を継ぎ、約2・5ヘクタールの茶畑を管理する。昨年は茶工場と茶畑が2度の水害で被害に遭ったが、復旧して今年の摘み取りは無事にできた。「作ったお茶が製品になり、人の手に渡って喜んでもらえることがやっぱりうれしい」。

 全国品評会は「好結果だった」と喜ぶ半面、めざす頂の高さも実感した。

 1等1席は満点、2席は199点でいずれも同じ両丹地方の舞鶴産が占めた。井田さんの父の光彦さん(62)も、満点で1等1席の受賞歴があり「上位のお二人はよく名前を聞く方々。父も普段はひょうひょうとしているけれど、茶農家としてはすごいんだなと再認識しました。自分も1等1席をめざしたい」と気持ちを引き締める。

 授賞式は11月16日に西尾市内で行われる。

■市町村別では福知山が2位■

 かぶせ茶部門の市町村別産地賞は、舞鶴市が第1位、福知山市と愛知県豊田市が第2位で並び、全国へ優良茶どころとしての名を広めた。

 
写真上=全国3位になった井田さん
写真下=市町村別で2位になった福知山市。今年5月に行われた手摘みの光景。うまみを引き出すため遮光幕で茶園を覆っている

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