大河プレ効果で観光客増え、福知山城でガイドの講習会
2019年07月09日 のニュース
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戦国武将・明智光秀にスポットを当てたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が、来年から放送開始されるのに伴い、光秀が築いた福知山城への観光客が増えている。京都府福知山市、福知山観光ガイドの会(松本和徳会長、35人)では、団体ガイドの要請がさらに増えるとみており、6日に会員を対象に講習会を開催。団体ガイド要員の確保とともに、観光客に喜んでもらえるよう、各会員のスキルアップにも努めている。
来年の大河ドラマの概要が発表された4月以降、城の天守閣の入館者数は、4月が7522人で前年同月比2679人増、5月は8656人で同3373人増、6月も5448人で同2264人増えている。
観光バスの団体客も多く、6月は週に3、4組が訪れた。団体客専用のガイド12人で対応していたが、さらに増加することが予想され、「団体ガイド要員を増やす必要がある」と、講習会を開くことにした。
■混雑避けて巡る工夫など実践で■
会員15人が参加し、城近くの市丹波生活衣館で座学をしたあと、城に移動して現地実習。事務局の研修部長、芦田八郎さんらが講師を務めた。
混雑を避けながら城内を巡る工夫のほか、光秀の功績▽資金の大半は市民による瓦一枚募金運動で城が再建されたこと▽福知山の地名の由来-など、解説の要点も詳しく説明。参加した会員たちは、熱心にメモをとりながら耳を傾けていた。
写真=城内を巡って解説ポイントを伝える芦田さん(左)