「豪雨の時、ここまで水が来た」 国交省が水害表示板設置
2019年06月21日 のニュース
国交省福知山河川国道事務所(矢野則弘所長)は、2013年の台風18号と18年の7月豪雨被災時の浸水位がわかる水害表示板を福知山市内など由良川流域25カ所に設置した。
水害表示板は「この場所では、この高さまで水が来た」ことを示すもので、過去の洪水による浸水を忘れず防災意識を保つきっかけになる。
設けたのは福知山市内15カ所と舞鶴市内10カ所。福知山市内では、旧市域の和久市町、下荒河、池部、下天津と、大江町の由良川右岸・左岸の11地区に設置している。地元と調整して、できるだけ人目につく場所を選んだ。
新たに支柱を立てて設置したもののほか、それ以前の水害時の既存表示板に追加したもの、電柱を利用して貼り付けたものがある。
今回の追加設置で由良川流域全体の水害表示板は43カ所になった。
■排水ポンプ稼働時に回転灯■
また、管轄する法川排水機場(蛇ケ端)、荒河排水機場(下荒河)、弘法川救急排水ポンプ設備(上荒河)の建屋外側に、ポンプ稼働を知らせる回転灯を設置した。住民との情報共有に役立てたいとしている。
写真=大江町二箇地区で新設した台風18号と7月豪雨の浸水位がわかる水害表示板