暖冬に負けず良い出来 府北部の新酒を吟味
2019年04月07日 のニュース

大阪国税局の鑑定官が、丹波、丹後の蔵元が仕込んだ新酒を吟味する「京都北部利き酒研修会」が3日、京都府福知山市昭和新町の府立中丹勤労者福祉会館で開かれた。
酒質、製造技術の向上などを目的に、福知山、京都丹波、宮津、峰山の4酒造組合が、持ち回りで実施。今年は宮津が主催し、加盟する15社が計48品を出品した。
内訳は、吟醸酒16品、純米酒19品、本醸造酒7品、普通酒6品。大阪国税局の本村創・主任鑑定官(47)ら2人が、利き猪口に入った酒を口に含み、味や香り、色を確かめた。
本村主任鑑定官は「暖冬の影響で、酒造りが困難な部分もあったと思いますが、各社の特長をしっかり表現できており、どれも良い酒に仕上がっています。飲みごたえのある酒が多いように感じました」と評価した。
写真=口に含むなどして新酒の出来を確かめる鑑定官