園内に桜56品種、早咲き次々と咲く 京都府緑化センター
2019年04月06日 のニュース

56品種、110本の桜がある福知山市夜久野高原の京都府緑化センターで、早咲きの品種が相次いで開花している。桜の下のスイセンも咲き誇っており、一帯は春色に染まっている。3月下旬から4月下旬にかけて、早咲きから遅咲きまで、さまざまな品種の桜が次々に咲き、花見の人気スポットで各地から多くの人たちが訪れる。
今年は寒の戻りで3月中旬や今月2日にも高原一帯が雪化粧したが、開花は順調に進んだ。すでに散り始めた品種もあり、今は淡紅色の一重咲きの花を付ける「カンザクラ」、濃い桃色の小花を枝いっぱいに付ける「ヒカンザクラ」が見ごろになっている。
センター玄関前の築山に植わる樹形が美しい「シダレザクラ」は、京都市の円山公園の名木を継ぎ木して育てた由緒ある桜で、現在3分咲き程度。
緑化センターの桜といえば、シンボル的な存在となっている、アプローチ両脇に並ぶ「ヤエベニシダレザクラ」。昨年は4月2日に開花したが、今年はまだつぼみが膨らんだ状態。ただし、昨年1、2月、樹勢回復のために25本の大半を伐採、せんていしており、あと3年ほどは全体の花数が減る。
■6、7日に桜花祭■
恒例の桜花祭(実行委員会主催)は6、7両日に開かれる。府緑化センター会場で両日午前10時から特産品販売、模擬店が始まり、その後、琴、和太鼓演奏、フラダンスや歌謡ショーなどがある。道の駅「農匠の郷」会場では各施設が京地鶏の空揚げ、多肉植物、桜餅、桜花ちらしずしなどを販売する。
センターには一般用の駐車スペースがないため、国道9号から少し入った道の駅「農匠の郷」の駐車場の利用を呼びかけている。
写真=見ごろを迎えている淡い紅色のカンザクラ