爽快！新緑のサイクリング　e-BIKEで綾部市豊里地区を巡る

自然、グルメ、歴史発見の連続

　みずみずしい新緑、知られざる歴史やおいしいグルメ。自然と街巡りが両方楽しめるサイクリングを綾部市で体験してきました。徒歩より広範囲を回れて、自動車では気が付かない新しい発見の連続でした。　（4月28日更新）

散策コース＆見どころマップはこちら

　綾部市観光協会では、市内を巡るいくつかのサイクリングコースを設定していて、普通自転車、街乗り向け電動アシスト自転車、e-BIKE（スポーツモデルの電動アシスト自転車）の3種の貸し出しをしている。今回は、あやべ観光案内所を発着点に綾部市豊里地区を周遊する22㌔のコースを体験することに。長距離なので、e-BIKEを借りた。

　午前10時スタート。軽い力で思った以上に進む。初めはちょっと怖いが、慣れると快適。すがすがしい空気を肌で感じながら、まずは西の方向へ、意気揚々とペダルをこぐ。

【写真】フォルムがかっこいいｅ―ＢIKE。普段まったく自転車に乗らない40代でも運転できた

交通量の多い府道を避けて、堤防沿いを行く。右に穏やかに流れる由良川、左は綾部の市街地。景色を楽しみながら、のんびり進む。しかし、高気圧に覆われたこの日、お昼前にして気温は20度超え。少々汗が出てきたところで、ソフトクリームののぼりを発見する。

右は由良川、左に綾部の街並みが見える

新小貝橋からの眺め。車で通ることはあるが、じっくり見たとはなかった

サイクリストに優しい和菓子店　「おおつき製菓舗」で一休み

【写真】「おいりソフトクリーム」300円。冷たいクリームが体に染みる

綾部産丹波大納言など地域の素材を使った和菓子で市民から愛されている「おおつき製菓舗」。和菓子店でありながら、サイクリングやハイキングの人に水を無料提供したり、休憩用のあずまややベンチを置いてくれている。暑い時期は、ソフトクリームやドリンクも販売。“映える”と話題のカラフルなお菓子を散りばめた「おいりソフトクリーム」を食べて小休止をとる。

【見どころスポット】　おおつき製菓舗　データはこちら

円筒埴輪に囲まれて福知山・綾部市を遠く臨む

　パワーチャージを完了し、次の目的地「私市円山古墳公園」を目指す。が、山上にあるため、自転車ではいけない。ふもとに自転車を置いて、10分ほど徒歩で登る。

目の前に古墳が見える。車の多い道を避けて、右に曲がり側道に入るほうが安全

古墳公園までの山道。想定外の山登りで少々しんどいが新緑美しく癒やされる

　巨大な墳丘は、円筒埴輪がずらりと並ぶ不思議な雰囲気。てっぺんからは、由良川中流域を見渡す壮大な景色が広がる。ベンチに座り景色を眺めながらお弁当やおやつを食べるのもいい。

私市円山古墳公園の情報は【散策コース＆見どころマップ】へ

　「よくこんな巨大なものを作ったものだ」と古の人々に敬意を感じながら、古墳公園を後にした。のどかな田園風景を進むと、土壁が印象的な古民家・食事処「御味噌庵　織りや」を発見。室町時代を演出した空間で、こだわりのみそを使った料理や和風のティーセットが楽しめる。･･･が、この日はなんと休業日。来店の際は、事前に営業日を確認し、予約をしよう。