蕎麦処 大名草庵(おなざあん)

 田舎暮らしに憧れていた西岡芳和さん・順子さん夫妻は、芳和さんの定年退職を機に川西市から移り住み、13年前に蕎麦店を始めた。
 蕎麦は、加古川源流の清らかな水で打つ十割蕎麦。福井を中心に在来種にこだわり、石臼で挽いて自家製粉し、麺棒を3本使う「江戸流」で打つ。蕎麦つゆは、本枯節の鰹節、北海道利尻産の昆布、吟味した醤油、みりんを使い、醤油の香りを引き出した関東風。蕎麦本来の香りと素朴ながら洗練された味わいで、2016年ミシュランガイド兵庫版に掲載された。
 今は、長女の木村良恵さん、夫の雅さんが一緒に店に立つ。良恵さんが蕎麦を打ち、雅さんが茹でる。献立は、盛り・かも汁・おろし・とろろそば、さば寿し、だし巻き、季節限定の蕎麦がき善哉など。どれも家族の温かさが一味添えられている。

定番の盛り蕎麦(税込1000円)。十割の麺は細くのど越しが良い

全員集合。左から、雅さん、良恵さん、芳和さん、順子さん

深い森に囲まれてたたずむ、かやぶき屋根が目を引く

丹波市青垣町大名草1003
☎0795-87-5205
営/完全予約制(11:30~14:30)
休/火・水曜日(祝日の場合は営業)
臨時休業:12月16日(木)~20日(月)
年末年始: 12月28日(火)~1月7日(金)
P8台

2021年12月17日 16:00

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