ウェルカム上野 もとしろ

6次産業に挑戦するこだわりのそば店

　丹波高原に位置する京丹波町は、昼夜の寒暖差が大きく、おいしい農作物が育つ。この土地で自らそばを栽培し石臼でひき、つなぎを一切使わない「十割」の手打ちそばを出す。6次産業に挑戦するこだわりのそば店。京都や東京の有名店で修業を積んだ店主の井上貴裕さん（48歳）が、2016年に開いた。
　切り口が1.2㍉角の正方形が理想という細麺は、のどごしが良く、最もそばの風味が引き立つ。だしは天然素材のみを使用し、鰹はだしをひく直前に削る。しょうゆは数種をブレンドする。
　献立は、十割のざるそば、かけそば（各900円）、地野菜の天ぷらがついた天ざる、鴨せいろ、とろろそばほか。そばと相性抜群の自家栽培の辛味だいこんもこだわりの一つ。土日、祝日は予約が確実。