「手話の日」に聴覚障害者と支援者ら交流 手話でつながり、理解深める
2026年09月25日 のニュース
「手話の日」「手話言語の国際デー」の9月23日、京都府福知山市内記二丁目の市総合福祉会館で、聴覚障害者と支援者らの交流会が開かれた。約20人が参加し、手話で会話を楽しみながら交流を深めたほか、映像や講話を通して、聴覚障害者を取り巻く歴史や制度、手話の大切さについて学んだ。
交流会は、福知山聴覚障害者協会▽福知山難聴協会▽要約筆記サークルみみの輪▽大江町手話サークル▽福知山手話サークル「こづち」で構成する「聴覚障害者の豊かな暮らしを築く福知山ネットワーク」(古高春美代表)が主催。聴覚障害について、関係者に理解を深めてもらおうと企画した。
初めに昼食交流会があり、参加者は箸を動かすのもそこそこに、手話での会話を弾ませた。
食事のあとは、全日本ろうあ連盟の創立70周年を記念して制作されたドキュメンタリー映画『段また段を成して』(2017)の上映会をした。
映画では、かつて聴覚障害者が差別や偏見に苦しめられてきたことや、「準禁治産者」として銀行から借り入れができなかったり、自動車運転免許を取得できなかったりした歴史を紹介。その後、当事者らが声を上げ、継続的に活動してきたことで少しずつ制度が変わっていった歩みが描かれている。また、手話の重要性についても語られ、参加者は熱心に映像を見つめていた。
このほか、「京都聴覚言語障害者の豊かな暮らしを築く北部ネットワーク委員会」の古高雅明委員長が手話で講話をし、手話言語条例や手話施策推進法について説明。手話を言語として尊重し、聴覚障害者が安心して暮らせる社会をつくることの大切さを伝えた。
古高代表は「聴覚障害者が、ひどい差別を受けてきた時代から比べると社会は大きく変わってきた」と話す一方、「それでも、音で情報を得ることができない私たちにとっては、外出先でコミュニケーションを取ることが難しく、災害時への不安もある。手話が一つの言語として、多くの人にとってもっと身近なものになり、社会全体の理解が進めばうれしいです」と願っていた。
写真(クリックで拡大)=昼食時は手話での会話が盛り上がった









