知的障がい者サッカー、府北部で選考会を初開催
2026年08月25日 のニュース
京都府知的障がい者サッカー連盟の府代表チーム選考会が23日、福知山市勅使のエスラボで開かれた。選考会が北部地域で開かれるのは初めて。中学1年生から21歳までの7人が参加し、運動能力やサッカー技術のテストを受け、代表入りをめざしてグラウンドを駆けた。
知的障がい者サッカーは、通常のサッカーと同じルール。知的障がいのある人なら誰でも参加でき、障害の程度によっては試合時間が短くなる場合がある。国内には約6千人のプレーヤーがおり、約150のクラブチームがある。4年に1度ワールドカップも開かれ、2014年のブラジル大会では日本代表がベスト4に入った。
府北部の各支援学校などでは、サッカーやフットサルを楽しむ子どもたちが増えているが、卒業後に活動の場が無いことが課題になっている。そこで、まずは競技について広く知ってもらおうと、府立中丹支援学校の教員で日本連盟の関西地区理事を務める古橋亮さん(35)が、協力者を募って北部初の選考会を企画した。
与謝の海、舞鶴、丹波3支援学校の生徒や卒業生が参加したほか、教員たちがボランティアで運営を手伝った。地域の小学校から見学に訪れた子連れの姿もあった。
選考会では30メートル走や15メートルジグザグ走のタイムを計測したほか、技術テストでは2人1組でパスを出し合う選手たちのトラップやパスの技術を確認。府代表チームの稲見大地監督が、「遠くへのパスではインステップに当てることを意識して」「パスを受ける前には周囲を確認して受けることも大切」などと指導した。
舞鶴支援学校フットサル部の高等部3年の生徒は「もっとうまくなりたいので、経験を積もうと参加しました。代表選手に選ばれたらうれしいです」と話していた。
最後に、参加者と指導者らでチームを作り、実戦形式でのテストもした。選抜入りした選手は選抜練習会に参加し、10月に開かれる関西リーグに府代表として出場する。
古橋さんは「サッカーがやりたくても諦めてしまっていた子が活動できるよう、将来的には北部地域で、障がいがあってもサッカーを楽しめる環境を作っていきたい。この選考会がその一歩になれば」と意気込んでいる。
写真(クリックで拡大)=技術テストに参加する選手たち









