京都工芸繊維大が8月から府北部活動の拠点に、大江町の大雲塾舎を活用 地元は地域活性化に期待
2026年08月28日 のニュース
京都府福知山市大江町北二の宿泊研修施設・大雲塾舎を、国立大学法人京都工芸繊維大学(京都市左京区)が8月から、教育研究活動・地域創生Tech Program(テックプログラム)の拠点施設として活用している。大江地域で学生たちが活動を進めることで、地元では「地域活性化につながる」と期待を寄せている。
工繊大は毎年、福知山市など府北部7市町をフィールドに、地域課題をテーマとした学習やインターンシップによる多様な実践的体験をする同プログラムを実施している。
これまで同プログラムは、宿泊もできる京丹後市網野町の京丹後キャンパスを拠点に実施してきた。しかし、建物が古くなってきたため、大学側が代わりの施設を探していたところ、昨年11月に大雲塾舎を直営する福知山市から「ぜひ塾舎を使ってほしい」と打診があった。
工繊大では今年1月から5月にかけて、試しで学生や教授らが塾舎を利用した。府北部の各市町へのフィールドワークに出向きやすく、宿泊設備も整っていることから、京丹後キャンパスに代わる活動拠点とすることを決め、7月に市と利用に関する協定を結んだ。
大雲塾舎は1999年に旧大江町が設置し、宿泊研修施設としてスタート。その後、管理を大江観光に移した。多くの利用があったが、コロナ禍を主な要因に利用者が減少。2022年からは福知山市の管理となり、現在は市がイベントや会合などでの利用を促している。
協定締結後初めての活用として、8月24日から26日まで、同プログラムの活動で1年生と教職員ら約30人が塾舎に宿泊し、チーム別でフィールドワークを展開した。
今後は10、11月に3年生が府北部7市町の企業、事業所などでのインターンシップで塾舎を利用する。
同プログラム長を務める桑原教彰教授(61)は「大雲塾舎は設備が充実していて、学生の評判も良い。特にロビーは学生たちの交流の場にもなっています。今後は学生たちがここで高校生たちに出前授業をする使い方もできそうです」と話している。
大学が活用する期間は来年3月末までとしているが、特に問題がなければ、引き続き使っていきたいと考えている。
市役所大江支所の岸本範義支所長は「大学に使ってもらうことで、地域活性化にもつながっていくと期待しています。地域住民の方々とも交流してもらい、大江を盛り上げていただければありがたい」と願っている。
写真上(クリックで拡大)=大雲塾舎でテックプログラムの学習を進める学生たち
写真下(クリックで拡大)=工繊大の活用が始まった大雲塾舎








