老朽化の環境パーク、今後のあり方を幅広く検討 持続可能な処理体制めざす

2026年05月14日 のニュース

 京都府福知山市は、牧のごみ処理施設(環境パーク)の今後のあり方について検討を進めている。老朽化に伴う維持管理費の増加やごみの減量による施設規模の過剰化が課題となっており、持続可能なごみ処理体制を構築するため、施設の延命化や建て替え、民間活用など、さまざまな方向性で探っていく。

 環境パークには、中間処理施設として、ごみ焼却施設と、燃やさないごみの破砕と資源ごみの資源化を行うリサイクルプラザがあるが、いずれも稼働から20年以上が経過する。一般的な耐用年数が30年とされる中、市はこれまで設備改良などで延命化を図ってきた。

 しかし近年は、人口減少やごみ減量施策の進展で、ごみ処理量は年々減少しており、一日当たりの平均焼却処理量は2020年度の71トンから24年度は58トンまで減少し、今後もさらに減る見込み。焼却施設は2炉で計150トンを処理できる能力を持っているが、24年度の施設負荷率は38・7%にとどまっている。

 一方、老朽化に伴う修繕費は増加している。維持管理費は20年度が約3億8千万円だったが、24年度は約9億1千万円に増加。そのうち修繕費だけでも約4億円増え、施設運営の大きな負担となっている。

 また、国がごみ処理の広域化を進めていることもあり、施設を取り巻く環境は変化している。

 こうした状況を踏まえ、市は昨年度から、ごみ処理施設のあり方の検討に着手。今年度は、建て替えに関するメーカー調査を進めるほか、公民連携や民間委託の可能性を探るサウンディング型市場調査を実施し、6月29日まで民間事業者の提案を募っている。

 その後、多様なケースの検討材料をそろえていき、延命化と建て替えのそれぞれの効果を比較。広域化も含めて方向性を整理し、数年かけて整備方針を定めていく予定という。

写真(クリックで拡大)=今後のあり方を検討する環境パーク(市提供)

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