こうの史代さん漫画家生活30周年記念の展示会 来月8日から市美術館で
2025年05月20日 のニュース
「こうの史代展~鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり」と題した展示会では、これらの作品原画のほか、貴重なコンテやメモ、スケッチブックも並ぶ。制作風景を記録した映像も流す予定で、こうのさんの画業のすべてが分かる内容になる。
こうのさんは「友人からの手紙のように、漫画を読んでくれるといいなって、常々思いながら描いています。今回の展示会も、そんな感じで見てもらえるといいし、漫画を描いてみたくなったと思ってもらえるとうれしいです」と話している。
会期中、前期と後期で展示替えをする。美術館の開館時間は、午前9時から午後5時(入館は4時30分)まで。毎週火曜日休館。会期中は通常と入館料が異なり、大人720円、子ども350円となる。
同展は、5月2日~25日に石川県の金沢21世紀美術館で始まっていて、福知山で開催したあとは、全国で巡回展示をする。
ライブペインティング企画も
同展との連動企画として、こうのさんによるライブペインティング(市主催)をする。福知山城天守閣2階で6月15、16両日午前11時ごろから午後5時ごろまで。予約不要で見学できるが、天守閣の入館料がいる。
全国各地を巡回する「こうの史代展」の中で、1枚の大きな絵を徐々に完成させていくもので、21世紀美術館で始まり、福知山城では続きの工程をする。
写真上(クリックで拡大)=来館を呼びかけるこうのさん
写真中(クリックで拡大)=《この世界の片隅に》上巻総扉、2006年(C)こうの史代/コアミックス
写真下(クリックで拡大)=《空色心経》カバーイラスト、2025年(C)こうの史代/朝日新聞出版